日の丸金箔押紺糸威二枚胴具足 附文書
ひのまるきんぱくおしこんいとおどしにまいどうぐそく つけたりもんじょ
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 板倉勝重(1545~1624)所用として伝えられた具足である。胴、袖、籠手、佩楯に金箔を施し、面頬、臑当は朱の漆を塗った豪華なものである。大きな特徴は兜であり、兜は山鳥の羽根でおおわれ、高さ70㎝にもおよぶ鳥毛の後立をもつ。寛政5年(1793)板倉勝政(勝重から十代目、備中松山四代藩主)は藩祖板倉勝重を祭神とした八重籬神社を創建し、この具足を祭神召領具足として納めた。
 この具足には、「八重籬神社大権現様御召領御具足記」「御前御召領鎧壹領」「御胴丸一領」という3点の文書が添付されており、この具足に関する記述がなされている。