玉八幡神社石塔婆
たまはちまんじんじゃせきとうば
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 玉川町玉に位置する玉八幡神社の境内に祀られている自然石を利用した石塔婆である。康永2年(1343)の銘があり、南北朝時代に建立されたことが確認できる。高さ118㎝、幅38㎝、厚さは31.5㎝である。阿弥陀三尊種子を上部に刻んでいることから、中世に一般的な阿弥陀信仰をもとに建立されたと考えられる。
 建立者は「鏡阿弥陀仏」と阿弥陀号で刻まれている。銘は「癸 白 康永二年三月日 未 敬 鏡阿弥陀仏」とある。