宝妙寺の宝篋印塔
ほうみょうじのほうきょういんとう
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 宝妙寺境内の山門脇に立っており、法界萬霊塔と呼ばれている。石積みの上に四段の台石を上げ、その上に塔を立て、総高は約5mを測る。台石の上の段に「法界萬霊」 と大きく彫り、二段目に「総代長荘三郎吉 当寺現住増運」、次の段に「石工泉州品川市兵衛」「明和六年九月吉日」(1769)とある。全体に形が整い、鋭い角度と柔らかい曲線、端正な文字など、精緻を極めた名作である。