宝妙寺両界曼茶羅図
ほうみょうじりょうかいまんだらず
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 曼荼羅は仏の功徳を絵にしたものである。金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の両界の曼荼羅二幅が収められている。絵具の剥落など、総じて傷みが激しいが色数を抑えた特異な作風で、室町時代以前に制作されたものと推定される。天明4年(1784)、当時の住職増運が高野山で入手したものと伝えられる。中世曼荼羅図の一作例として貴重である。