正尺屋敷
しょうじゃくやしき
地図(広域中域詳細
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 有漢町土居地区の広い田園風景を見渡す平地のやや高い位置に、南面して正尺屋敷がある。この屋敷は鎌倉時代にこの地を領した地頭の秋庭氏が江戸時代に至るまで代々居館としたものといわれている。東西74m、南北40m、高さ2~3mの石垣を前面と西面に巡らせている。前面の石垣の中ほどに元の正面入り口の階段があったことがうかがえ、東側には堀切または堀池があり、背後には竹薮があり、広い屋敷は上段と下段に分かれている。