山崎豊治像
やまさきとよはるぞう
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 成羽町下原白谷の桂巌寺に収められている。作者は不明であるが、すぐれた作品である。山崎豊治が黒の甲胄に身をかため、長大な太刀を佩いて座した威厳のある英智に充ちあふれた力強い肖像画で、後期山崎氏の始祖としての風格がうかがえる。
 軸の上部には、桂巌寺初代住職桂堂による豊治の賛辞が書かれている。寛文9年(1669)己酉仲春十一日書之となっている。豊治50才頃の肖像画であろう。