フキヤミツバ自生地
ふきやみつばじせいち

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 セリ科の繊細な多年草である。本州から九州、まれに朝鮮半島にも分布している。フキヤミツバの名前は、明治36年(1903)に吉野善介によって成羽町吹屋で発見されたことによる。湿地で日当たりの悪い場所に自生しているが、現在は数が徐々に減少しており、岡山県絶滅危惧Ⅰ類、環境省絶滅危惧ⅠB類に指定されている。
 特徴は、「茎が分岐しない」「花梗が短く、分岐しているが目立たない」「葉は掌状に三深裂し、さらに両側の片は二分するので5つ葉にみえる」が挙げられる。