弥高山
やたかやま
地図(広域中域詳細
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 南に連続する千峯坂断層沿いに貫入・噴出した玄武岩の残丘で、新生代中新世後期(約800万年前)に噴出した火山である。頂上付近は粗粒玄武岩、山の麓は細粒玄武岩で成っていて、頂上部が岩体の中心でゆっくり冷え、周辺部は早く冷えたものだといわれている。中新世(約1500万年前)の海の地層を被って、吉備高原面上に噴出したものである。
 また古くから「神の山」として信仰され、「もっとも高い山」として「弥高山」の名前で呼ばれてきている。標高は654mで、展望も素晴らしく雲海の名所として知られている。