観音寺の梵鐘
かんのんじのぼんしょう
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 観音寺梵鐘は、昭和17年(1942)に戦時供出されたが、貴重品として返却されたものである。
 寛文8年(1668)に小田郡矢掛町の高草彦次郎、藤原盛房が、タタラを組み、鋳造したものと伝えられる。
 鐘の大きさは内径53㎝、内高69㎝、外高91㎝、周囲153㎝で、重量は31貫500匁(約120㎏)である。表面に64個の乳が付けられ、全体が青緑色を帯びている。
 天正元年(1573)4月12日に観音寺を建立して、村の人々の益々栄えんことを願って、高岳の庄屋八代の三宅久兵衛政健が作らせたことが記されている。