沢柳の滝
さなぎのたき
地図(広域中域詳細
Google Mapで表示

 全国的にも珍しい水源が伏流水となっている滝で、源は1.5㎞上流の高山台と神野付近の大賀台になっている。高山台や大賀台はいずれも石灰岩のカルスト地形が発達している台地で、雨水が石灰岩を溶かし、ドリーネや地下に鍾乳洞をつくり、岩石の割れ目や地下の穴を通って、伏流水となり、浸食されにくい成羽層群(中生代三畳紀)の砂岩や泥岩にあたると、その層に沿って地下川となり、岩谷川に流れ出し、沢柳の滝となって落下している。滝は三段になっていて、高さ25m、滝壺の幅14m、奥行8mである。