高梁市郷土資料館の休館について
高梁市郷土資料館では、建物の外壁や屋根の経年による劣化と破損が多くあるため、文化財の建物として後世へ良好な状態で継承していくことを目的として、保存修理工事を実施します。つきましては、次の期間におきまして休館とさせていただきます。大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解を頂きますようお願いいたします。
期間:令和4年8月15日 ~ 令和5年3月末頃(予定)
郷土資料館は、旧高梁尋常高等小学校の本館で、明治37年(1904)に建築され、市の重要文化財に指定されています。樅(もみ)材を使い、無節柾目(むぶしまさめ)の良材で念入りに施工してあります。特に二階の講堂は桃山風の豪快な二重折上格天井(にじゅうおりあげごうてんじょう)で、明治の気風をそのまま伝える見事な出来栄えです。
昭和47年に学校統合によって小学校が移転したのち、明治期の代表的な建築物として保存されることとなり、郷土資料館として転用されました。展示品は、市民の協力によって収集された江戸時代から昭和初期にかけての生活用具などで、約3,000点を展示しています。