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市長所信(平成21年9月)

ページID:0001267 印刷用ページを表示する 掲載日:2012年2月1日更新

 皆様おはようございます。
 まだ残暑が厳しい日が続いておりますが、9月ということで秋の気配がその足音を高めておるのではないかというふうな季節になっております。
 ことし梅雨明けというものが非常に遅く、また日照不足ということで農作物への被害というものも懸念もされておるところでもございます。そして、新型のインフルエンザが流行いたしております。引き続き、皆様方による感染防止ということに努めていただきたいと思っております。うがい、手洗い、そしてマスクの着用など、常に自分で予防していただく、そして励行していただくということをお願いをしたいと思っております。
 本日から9月の定例議会をお願いをいたしましたところ、皆様におかれましては大変御多用の中を御参集を賜りましてまことにありがとうございます。
 本議会に提案をいたします案件は、認定3件、そして議案21件の合計24件でございます。その大要の説明に入ります前に、諸般の御報告を申し上げたいと思っております。
 まず、学園文化都市づくりと高梁学園の支援についてでございますが、少子化という影響の中で、私立大学での定員割れといったことが全国各地で出てきておるわけでございまして、この高梁学園においても少子化ということによります入学者数の減少ということで、非常に憂慮される事態にもなってきておるところでございます。高梁学園から学生募集に係ります支援の要望というものを受けておるところでもございますが、学生数の確保、そして安定的な学園運営ということが、本市がこれから進めようと、またこれまでも進めてきております学園文化都市づくり、これの進展、さらには市勢振興に大きくつながっていくものと考えております。効果の上がる支援策というものを今後とも検討してまいりたいと思っております。
 その中で、こういう厳しい経済情勢の中ではございますが、高梁市にある大学へ市内の方、そして多くの方が入学をしていただき、暮らしていただくという観点からの入学奨励金でありますとか、学生数確保のための市のPRを兼ねました広報活動、そういったものに対します支援をさせていただくということで、今議会の一般会計補正予算のほうに債務負担行為として提案をさせていただいております。
 2つ目、本市の観光戦略でございます。
 本市におきましては、観光資源の再発掘を行って、市の魅力をアップさせるということで、今年度総務省の地域力創造アドバイザーの支援を受けまして、観光振興ということに取り組んでおります。これは3年間を予定をいたしております。高梁の城下町エリアでありますとか、宇治地区、そして吹屋地区、坂本地区、またそれにつながります各地域を結びまして、将来の高梁の観光はどうあるべきか、その目標とする像とそして方向性、これを明らかにしていくということで、今備中高梁元気プロジェクト事業推進協議会といったものを立ち上げまして、現状の問題点がどこにあるかといったこと、そしてその解決策などについて活発な議論を行っておるところでございます。自分たちが住む高梁市をまず知って、それを誇りに持ち、自分の住む町を好きになるということの視点、これが従来のエリアを超えた全市の融合というものを目指していく、そういうことにつながるということでこのプロジェクトを進めてまいります。
 さらには、歴史まちづくり法に基づきます計画の策定といったことも進めておるところでございます。これも住民の皆様の活動が基本となるということになっております。今年度中の策定を目標といたしまして、プランをこれから練っていきたいと。今その基礎資料集めということで進めておるところでございます。
 次に、地域公共交通についてでございます。
 交通体系を考えるという中におきましては、交通アドバイザー制度の活用が必要であると思っておりますが、本市の交通アドバイザーに市内の公共交通の現状について現地を視察していただき、助言をいただこうということで検討を今重ねておるところでございます。この地域公共交通の活性化及び再生に関する法律があるわけでございますけれど、8月24日付で国土交通省の認定ということがおりまして、事業採択になったところでございます。このことから、本市の地域公共交通会議といたしまして、本年度国の財政支援も受け、本市における旅客需要、そして旅客輸送の確保と利便性といったこと、そして地域に即した公共交通、そしてサービスのあり方の構築に向けまして、計画を策定し、取り組むことといたしております。
 それから、神原スポーツ公園多目的広場の整備についてでございます。
 昨年7月から事業を進めておりましたが、サッカー、グラウンドゴルフ、ニュースポーツなどができる夜間照明設備を備えました人工芝のグラウンド等でございますが、約1,000人収容の観客席も設けさせていただいております。その工事が完了し、今月21日にオープニングセレモニーを予定をいたしております。少年少女のサッカー教室でありますとか、なでしこリーグで活躍をされております湯郷ベルと、それからユニバーシアード大会で銀メダルの原動力となりました吉備国際大学の女子サッカー部とのエキシビションマッチということも予定をいたし、完成を祝うことといたしております。なお、供用開始は10月1日と予定をいたしておりますが、これによりまして総合的な市民の皆様の体力の向上、そして競技力の向上等、広く活用をしていただければと思っておるところでございます。
 最後に、本日は防災の日でございます。全国各地で防災に対する備え、また対応というものにつきまして非常に問われてきております。つい先般も岡山県内でも美作市でとうとい命が奪われるという大災害が発生をいたしたところでございまして、美作市の皆様に対しまして心からお見舞いを申し上げる次第でございます。本市といたしましても、水道、それから土木関係につきまして、人的な支援等々、順次行わさせていただこうと思っております。一刻も早い復旧を願うものでございますが、またこの高梁市とていつそういった災害が起こるかわからないということもあります。日ごろの備え、そういったものを十分行うと。そして、可能な限り自分の身をまずは自分で守る、そういったところから始める、まず防災意識の向上というものに努めてまいりたいと思っておるところでございます。