大物主神社手水鉢
おおものぬしじんじゃちょうずばち
地図(広域中域詳細
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 石灯籠とともに、水谷勝美(みずのやかつよし)が大物主神社に寄進したものである。
 縦150㎝、横75㎝、高さ75㎝、水溜の深さ35㎝、縁幅10.7㎝、排水孔が底にあって栓でふさぐようになっている。全体の形はやや上部が広がる入隅づくりで、四隅に脚をくりだし、重厚な中にも軽快さを感じる。これを縦163㎝、横80㎝、厚さ15.5㎝の一枚石の上にすえてあり、大名寄進の品位を漂わせている。石材はともに花崗岩である。元々は掛け樋で常に清水があふれ出ていたと考えられる。