棟札は寺社を建てたとき、その記録を板に書き残したものであり、臍帯寺には、延宝元年(1673)、享保12年(1727)、享保14年(1729)、宝暦14年(1764)の4枚が保存されている。延宝の棟札には「細尾寺」と書かれており、その後に臍帯寺と改名されたことがわかる貴重な資料である。