仁賀の宝篋印塔
にかのほうきょういんとう
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 公民館仁賀分館近くの工場裏の畑地にある。
 反花座(基壇)の基礎部分と塔身、笠部、相輪(現在喪失)からなる。
 笠部の隅飾突起などかなり浸食されているが、塔身に胎蔵界四仏を陽刻し、基礎部分には「奉庚申一結逆修」の文字や胎蔵界大日の種子「ア」の梵字が刻まれており、天文五年(1536)二月日の文字が見える。
 材質は大理石(結晶質石灰岩)で反花座(基壇)の下から一番上まで97㎝、そのうち塔身部が22.5㎝、笠部の高さが22㎝である。
 庚申信仰の供養塔といわれている。