令和2年4月1日から、県内全域での「タンデム自転車」の二人乗り走行が可能となりました。
高梁市交流・連携のまちづくりプロジェクトチームでは、「タンデム自転車」の普及啓発に加え、障がい者福祉などのさまざまな分野での活用に向けた取り組みを進めています。
タンデム自転車について(岡山県ホームページ)<外部リンク>
サドルとペダルが2つあり、2人が前後に乗って走行する自転車。視覚障がい者等、単独では自転車に乗ることが困難な方でもサイクリングを楽しむことができるという点で注目されています。全国的に公道での走行を解禁する動きが広がっており、岡山県においても令和2年4月1日、公道での走行が解禁されました。(全国29番目)
岡山県では、タンデム自転車の定義を「二人乗り用としての構造を有し、かつ、ペダル装置が縦列に設けられた自転車」としています。
中止となった「ヒルクライムチャレンジシリーズ高梁吹屋ふるさと村大会」の代わりに開催した自転車イベント「プチクライム大会」で、タンデム自転車の試走を行いました。
男女のペアで計2台が、高倉地域市民センターから宇治町のゴールを目指しスタート。ゴールまで緩やかに続く坂道に苦戦しましたが、息を合わせてペダルを漕ぎ、無事にゴールまでたどり着くことができました。
今回のタンデム自転車による試走を、来年の大会など今後の取り組みに活かしていきたいと思います。
タンデム自転車の普及啓発と障害者福祉の向上に寄与することを目的に、タンデム自転車の体験・講習会を開催しました。
市職員や地域住民に加え、高梁警察署、吉備国際大学、岡山県サイクリング協会、高梁市身体障害者福祉協会、高梁朗読の会などから計50名が参加し、岡山県サイクリング協会の指導を受けて、実際にタンデム自転車の試乗を行いました。
参加者からは、「自転車に乗るのは10年以上振り、もう自転車に乗ることはないと思っていたが、最高だった。」「いきなり公道を走るというのはハードルが高いが、地域のイベントや運動会に取り入れたら面白そう。」などの感想をいただきました。
また、タンデム自転車の普及啓発活動を行っている岡山県サイクリング協会や、タンデム自転車研究を行っている川崎医療福祉大学の講話を受けてタンデム自転車について理解を深めることができました。
今後は、今回の講習会を参考に、関係機関と協力しながらタンデム自転車の活用方法について検討していきます。