市では、令和2年度に高梁認定こども園の事業・整備方針や計画を定めた「高梁認定こども園基本構想」を策定しました。
この基本構想は、目指すべき園のあり方を示し、今後の基本設計・実施設計の前提となる内容を定めたものです。
また、整備方針を踏まえ、基本設計に向けた具体的検討事項についてもまとめました。そのために、市民の方や就学前教育保育施設の職員のワークショップを開催しその意見を参考にさせていただきました。
高梁認定こども園(仮称)は、「認定こども園」と「子育て支援センター」などの付属施設を併設する施設です。また、兼ねて「子どものための避難所」とする計画です。
高梁市街地3園を再編すること、また働く保護者の乳幼児ニーズが高まっていることから、乳児の定員を増加させることで市内最大規模の定員数となります。
こども園は、子どもの健やかな成長が図られる環境を与え、心身の発達を助長するとともに保護者に対する子育ての支援を行うことを目的として設置されるものです。こども園の主役はあくまで「子ども」ということを念頭におき、こども園の整備を行います。
本市は平成30年7月豪雨により甚大な被害を受けました。その経験を活かし、こども園は、災害に強く、なおかつ乳幼児が安心して避難できる施設とします。
こども園は、保護者及び地域の子育て家庭に対する支援を行うことを持つ施設であることから、「子育て支援センター」や子育て世帯が相談できる場所、そして子育てを通して地域の人々が集えるつながりを大切にした場所を併設します。