下水道は、自然や生活環境をよくするための共有財産です。なんでも下水道に流していいということではありません。
下水道の施設は大部分が地下にあるため、詰まると修理も大変です。汚水の流れを妨げたり、台所やトイレが水びたしになることもあります。
下水道を使う一人ひとりがルールを守って、上手に使うことを心がけてください。
◇生ごみを捨てない
下水道管が詰まり、事故の原因になります。細かく砕いてもダメです。ごみカゴ・流し口の目皿をご利用ください。特にマッチ棒・はし・魚の骨などにご注意ください。
◇ディスポーザー(台所で出る生ごみを粉砕して下水へ流す器)は使わない
通常の使い方であれば、下水道が詰まることはありませんが、台所から、野菜くずやごはんの残りを流すと詰まりの原因になります。特にディスポーザー等でこまかくして流しても、詰まりの原因になることが多いので、ディスポーザーは使用しないでください。
◇油を流さない
せっけんと油が化合すると固まるので、下水管を詰まらせたり、処理場の能力が低下します。てんぷら油は新聞紙に吸収させるか、処理袋や処理剤を使用してゴミとして捨ててください。
◇有機リン剤は使わない
合成洗剤に含まれているリンは処理場でも完全に除去しきれず、湖や海の環境を悪化させる原因となりますので、できるだけ無リンの洗剤を使用してください。
◇トイレにものを流さない
トイレットペーパー以外のものを絶対流さないでください。