平成12年に故赤木五郎氏(元岡山大学学長 高梁市出身)のご遺族より3,000万円のご寄付を高梁市にいただき、その寄付金を「赤木五郎賞基金」として積み立てました。「赤木五郎賞」は、その基金を元に平成13年度を第1回として、保健医療・福祉・環境分野において功績のある個人または団体に褒賞金を贈り表彰するものです。
この度、第24回赤木五郎賞贈呈式を執り行い、3名・1団体が受賞されました。
【(故)赤木五郎氏の経歴】
岡山大学学長、川崎医科大学学長などを歴任。眼科医として地域の医療福祉などに貢献されるとともに、岡山対ガン協会会長(当時)、岡山県社会福祉審議会委員長などを長く務められ、地域福祉に尽力された。昭和55年に勲二等瑞宝章、翌56年には三木記念賞を受賞される。平成11年8月に90歳で逝去。
令和7年2月12日(水曜日)
高梁国際ホテル
松浦 隆彦(まつうら たかひこ)さん
平成16年に成羽町の丸川医院の副院長として就任、平成25年5月からは名称を「まつうらクリニック」に変更し、院長に就任している。平成25年3月まで無医地区の宇治診療所へ週2回の出張診療を行うほか学校医や認知症サポート医、日本医師会認定産業医を務めるなど小児から高齢者まで常に地域医療の第一線において活躍し、地域医療の充実発展に寄与されています。
平成28年6月から高梁医師会の理事に就任、公衆衛生、産業保健担当理事としてさらなる活躍が期待されています。
長江 絹代(ながえ きぬよ)さん
平成12年に栄養委員に就任以来、高梁市栄養委員活動に従事し、平成28年からは備北保健所高梁栄養改善協議会会長、高梁市栄養改善協議会連合会会長として、会の運営や組織強化に尽力するとともに地域住民を対象とした食育活動に取り組み栄養改善事業の推進に大きく寄与されました。
令和6年度の会長職退任後も、長年の経験を活かし引き続き地域の栄養改善事業に取り組んでいます。
丹治 勇(たんじ いさむ)さん
平成8年に川上町社会福祉協議会評議員に就任以来、高梁市社会福祉協議会の評議員及び理事として、地域福祉のために尽力するとともに、地区においては、川上地区社会福祉協議会の副会長、会長を務め、地域に根付いた福祉活動を推進しています。地域住民の生活課題に対する住民相互の支援体制の構築を図り、見守り活動やボランティア活動へも積極的に参加するなど、地域福祉の発展に大きく寄与されています。
ひまわり会さん
平成3年の設立以来、現在28名の会員により、高齢者を対象としたボランティア活動に取り組んでいます。栄養改善を目的とした料理教室や日常生活に役立つ介護予防、交通安全の講話の開催など、その長年の活動は、さまざまな側面から高齢者の生活を支え、高齢者が安心して健康に暮らせる地域づくりに寄与しています。
受賞者:前列左から
ひまわり会(森岡園衣さん、上森房子さん)、松浦隆彦さん、丹治勇さん、長江絹代さん