岡山県では、令和7年4月に入り過去に例を見ないペースで報告数が増加していることから、令和7年4月25日に岡山県から県民への注意喚起がありました。今後も拡大の可能性がありますので、マスク着用、手洗いなどの基本的な感染対策を心がけましょう。
百日咳菌の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。
症状 | |||
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1 | カタル期 | 約2週間持続 | かぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。 |
2 | 痙咳(けいがい)期 | 約2~3週間持続 | 発作性、けいれん性の咳が出るようになります。合併症として肺炎や脳症などもあり、乳児では注意が必要です。 |
3 | 回復期 | 激しい発作は次第に減衰し、やがて回復に向かいます。回復まで、全経過で約2~3か月かかります。 |
【基本的な感染対策】
・飛沫感染を予防するためには、咳などの症状がある時には、マスクをするなどの咳エチケットが有効です。
・手に付着した菌による接触感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが有効です。
【予防接種】
・乳児での重症化を予防するためには、定期接種の対象で、生後2か月から接種可能な5種混合ワクチン等の接種が有効です。
百日せきにご注意ください【チラシ】 [PDFファイル/648KB]