平成29年6月に、県内で日本紅斑熱の発生が確認されました。
日本紅斑熱は病原体を保有するマダニに刺されることで感染し、春から初冬にかけて発生します。高熱と発しんで発症し、一般的に予後は良好ですが、治療が遅れると死に至ることもあります。
マダニは野外に生息する大型のダニ(成虫で3~4mm)で、長時間(数日~10日間)吸血しますが、ほとんど痛みや痒みを感じません。家庭内に生息するダニとは種類が異なります。
主に、森林や草地などの屋外に生息しており、市街地周辺でもみられます。
◎ 草むらなどに入るときには、腕、足、首など肌の露出部分を少なくしましょう。
◎ 服の上や肌の露出部分に、防虫スプレーを噴霧しましょう。
◎ 地面に直接寝転んだり、腰を下ろしたり、服や防止等を置かないようにしましょう。
◎ 屋外活動後は、すぐに入浴し、体をよく洗い、新しい服に着替えましょう。
吸着しているマダニを無理に引き抜こうとすると、ダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがありますので、できるだけ病院(皮膚科)で取ってもらいましょう。
かまれた後に発熱等の症状が認められた場合は、早めに受診し、マダニに咬まれたことを伝えてください。
○岡山県感染症情報センター
http://www.pref.okayama.jp/page/308929.html<外部リンク>
○マダニに注意!(チラシ)
http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/513365_3889838_misc.pdf<外部リンク>