1年生「くも」、2年生「ことり」、3年生「カワセミ」、4年生「青い空」、5年生「赤い屋根」、6年生「日本遺産」をテーマに募集したわくわく子どもコンテスト受賞作品 ~習字の部~には、計92点の応募をいただきました。
1年生の作品「くも」は、のびのびと書かれた作品がたくさんあり、これからも楽しみだと思いました。空の「雲」なのか、生き物の「蜘蛛」なのか、どちらを思い浮かべて書いたのかなと思いながら見させてもらいました。ちょっと細い作品もいくつかあったので、太く大きく書いてみてください。最優秀賞の古村くんの作品は、とても力強く立派で、よくまとまった素晴らしい作品です。
2年生の作品「ことり」は、丁寧に落ち着いて書かれたものがたくさんあり、とても気持ちよく見ることができました。かわいいことりやおおらかなことりもあり、とても楽しかったです。優秀賞の作品はどちらも堂々として良い作品でした。
わくわく賞は紙に折り目をつけて、一字一字丁寧に書いている姿が浮かんでくるようで心が洗われるような気がしました。名前も上手に書かれていて、すがすがしい作品だと思いました。
カタカナはなかなか難しいですよね。それでも3年生になると、みんな半紙に字をうまくまとめようと一所懸命になっている様子がよく分かります。優秀賞の中村さんの作品は、とても力強く書かれていて目にとまりました。
最優秀賞の川上くん、優秀賞の入江さんの作品は、力強さの川上くん、まとまりの入江さんで、どちらも甲乙つけがたい作品でした。起筆の良さで最優秀賞を選びました。
4年生の作品は小学生らしく、私としては好きな作品がたくさんありました。
さすがに高学年になると、力作がたくさんありました。線の書き始めのところを起筆とか始筆といいますが、そこで筆のバネを活かして線が引けるようになると、キリッとした線が引けて字が引き締まってきます。5年生の眞野さんの作品はその起筆で筆を上手に使えていて、選ばせてもらいました。
6年生の課題は半紙の左右で画数が大きく違っていて、まとめて書くのに苦労したと思います。特に「遺」は入りづらく難しい字でした。「産」も中心がそろいにくい難しい字です。最優秀賞の藤井さんの作品は、起筆、折れともに筆の特性をよく活かして書かれています。優秀賞の井上さんの作品は、難しい字を本当によくまとめて書いてあり、感心しました。最後まで残った作品もあり、賞をつけるのに苦労しました。