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医師の働き方改革・上手な医療のかかり方について

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ページID:0052724 印刷用ページを表示する 掲載日:2023年12月15日更新

医師の働き方改革

医師は、医療提供者である前に、一人の人間であり、長時間労働による健康への影響が懸念されています。一人ひとりの医師の健康確保のため、また、提供する医療の質を確保する観点からも、医師が疲弊せずに働けることが重要となっています。
医師の働き方改革」は、医師が健康に働き続けられる環境を整備することで、患者さんに提供する医療の質・安全を確保し、将来にわたり持続可能な医療提供体制を維持していくための取り組みです。
令和6年度(2024年度)以降は、時間外・休日労働時間の上限規制がなかった医師にも、一般の労働者と同程度である960時間を上限として適用されるようになり、医療の現場は医療従事者の努力だけではもたない時代となっていきます。

上手な医療のかかり方

たとえば、少し具合が悪いなと感じた時、大きな病院に紹介状もなしにかかれば、診察料のほかに特別料金がかかります。大きな病院では予約で来ている方も多く、待合時間もその分、長くなります。また、夜間の救急外来にかかるのであれば少ないスタッフで運営している医療機関側の負担も増します。

上手な医療のかかり方をすることで、金銭的負担、時間的負担、そして医療機関の負担も軽減されます。

上手な医療のかかり方<外部リンク>

平日の診療時間内に受診しよう!

本来、救急外来は、救急患者や突然重篤な症状となってしまった方のための外来です。また、救急外来は限られた少人数の医療従事者で対応しています。
「平日の昼に行く時間がないから」と診療時間外に受診する「コンビニ受診」はやめましょう。できるだけ仕事や用事を調整して、日中の決められた診療時間内に受診しましょう。
診療にかかる費用も夜間診療・救急外来よりも負担が少なくなります。

まずは近くの医療機関を受診しよう!

医療機関は機能に応じて提供する医療の役割分担をしています。
軽症の病気やけがの場合に、「大きな医療機関の方が安心だから」と軽症の患者さんが大きな医療機関(病院等)に集中し、不要不急な受診が増えると、医療従事者が疲弊してしまい、また本当に究明が必要な重症患者さんの治療に支障がでる恐れがあります。
まずは身近な市内の医療機関にかかることで専門的な治療や検査が必要かどうかを判断してもらい、必要に応じて大きな病院を紹介してもらいましょう。

かかりつけ医を見つけましょう!

かかりつけ医は一人に決める必要はありません。
例えば内科はこの先生、眼科はこの先生、というように診療科ごとに自分が信頼できると思った先生をかかりつけ医と呼んで構いません。新しい病気や症状が出た時にも、日頃から体調や検査結果、過去の病歴を知っている先生であれば病状の変化や原因に早く気づいてくれます。
日頃からなんでも気軽に相談ができる「かかりつけ医」を見つけておきましょう。