真に民主的な選挙が行われるためには、次の4つの大原則が守られることが重要です。
わが国の選挙制度も、この4つの原則に基づいています。
財産や性別に関係なく、選挙権が与えられます。
わが国でも、大正14年以前は、一定額以上の税金を納税する男子にしか選挙権が認められていませんでした。
しかし、選挙権が財産や性別などで制限されている選挙では、国民の意思を公平に政治へ生かすことはできません。
そのため、財産や性別の制限がない普通選挙が大切なのです。
平等に1人1票を扱います。
日本国憲法では、選挙人の資格を人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産、収入によって差別してはならないと定められています。
投票の秘密を守るために、投票は無記名で行われます。
また、投票の秘密をおかした者は処罰されます。
選挙権を持っている人の直接投票により、長や議員が選出されます。