高梁市では、文化勲章受章者である彫刻家 富永直樹氏のブロンズ彫刻をご寄贈いただく機会に恵まれました。これを記念し、高梁市成羽美術館において、寄贈作品全12点をご紹介する展覧会を開催いたします。
富永直樹氏(1913-2006)は、日展を主な舞台として作品を発表し、戦後の日本彫刻界を牽引した作家の一人です。長崎県に生まれ、児島虎次郎の甥である児島矩一(1896-1934)と同じく、東京美術学校(現 東京藝術大学)に進み、北村西望の教室で学びました。1974年には日本芸術院会員に就任し、その後も、文化功労者顕彰、文化勲章を受章するなど、まさに日本を代表する彫刻家として高い評価を受けました。
氏による堅実な写実に基づいた人物像は気品に富み、静かな中にも確かな生命が息づいています。豊かなロマン薫る富永直樹氏の彫刻世界を、この機会にぜひご鑑賞ください。
日 時 : 令和3年10月5日(火曜日)~24日(日曜日) 9時30分~17時
休館日 : 毎週月曜日
場 所 : 高梁市成羽美術館 1階多目的展示室 (高梁市成羽町下原1068-3)
料 金 : 観覧無料 (本展のみご覧になる場合には、1階喫茶入口よりご入館ください。)
※ 「江戸庶民の美 大津絵と浮世絵版画-幻の東海道五拾三次-」及び
「成羽の植物化石」のご観覧は有料となります。
受贈記念 富永直樹展 パンフレット [PDFファイル/1.88MB]