「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」では、本市においても河川の氾濫などによる浸水被害や、市内各地での山腹崩壊、土砂災害など甚大な被害を受け、未曽有の大災害となりました。
今回の災害から一刻も早い被災者の生活再建とともに、被災地域の復興はもとより、地域産業の再生と発展を目指し、市民が安心して暮らし、働くことができるまちづくりに全力をあげて取り組む必要があります。
こうしたことにより、将来に向けて希望と夢をもって安心して住み続けることができる新しい本市の復興ビジョンを示すとともに、本市の将来像の創造につながる「高梁市復興計画」を策定しました。
復興計画は、本市の都市像である、「ひと・まち・自然にやさしい高梁」の実現に向けて策定した「高梁市新総合計画」(2010年度~2019年度)の基本方針と基本計画を踏まえ、連携、整合を図ります。
また、一日も早い復旧・復興を目指しつつも、単に被災前の姿に戻すことを目的とするのではなく、本市のさらなる発展の礎づくりを目指していきます。
計画期間は10年間【2018年度~2027年度】
(1)復旧期:2018から2020年度
生活や産業の再開に不可欠な住宅、生活基盤、インフラ等の復旧に加え、再生・発展に向けた準備を進める期間
(2)復興期:2021年度から2024年度
復旧期と連動し、復旧期に取り組んだ残りの復旧を進めるとともに、被災前の活力を回復し、地域の価値を高める期間
(3)発展期:2025年度から2027年度
被災地が新たな魅力と活力ある地域として生まれ変わり、発展していく期間
復旧・復興事業を長期的視点で安定感をもって実行するには、国や県からの長期的かつ災害の実態に即した財政支援及び人的支援等が必要となることから、国・県及び各種関係機関との連携を進めます。
各部署が連携・協力し、総力を挙げて復旧・復興に取り組むとともに、市民との協働を進め、それぞれの強みを活かす役割分担のもと、一丸となって取り組みます。また、復旧・復興に向けた取組状況の積極的な情報提供に努めます。
復旧・復興施策を着実に遂行していくため、毎年度、進みぐあいを点検・評価し、必要に応じ、施策や実施計画等の見直しを行っていきます。
⇒2022年度末で、災害復旧事業はすべて完了しました。
それ以外の事業については、「高梁市総合計画」に移行し、進捗管理を行っています。