高梁市土地開発公社(以下「公社」という。)は、令和4年7月6日付けで岡山県知事より解散の認可を受けて解散しました。
その後、公有地の拡大の推進に関する法律(以下「法」という。)及び高梁市土地開発公社定款に基づき清算手続きを開始し、法に規定された催告期間中に債権者からの申し出がなかったことから、令和4年10月24日開催の公社清算人会において、残余財産の確定と処分について承認を受け、清算結了しました。これを受けて、法務局への清算結了の登記及び岡山県知事へ届出を行い、この度、すべての手続きが終了しました。
これまでの公社事業の実施に際し、関係各位をはじめ、市民の皆さまにはご理解、ご協力いただきましたことに心からお礼申し上げます。
公社は、公共用地・公用地等の取得・管理・処分等を行うことにより、地域の秩序ある整備と市民福祉の増進に寄与することを目的に、法に基づき平成17年7月に本市が100%出資して設立された特別法人です。
設立後は、本市の公共施設等の整備に当たっての用地確保や代替地の斡旋など、土地開発公社として本市の公共事業や市民福祉の増進に貢献してきました。
主な事業成果としては、市道玉川落合線や新玉川橋架替、都市計画街路、成羽長寿園・成羽こども園、有漢スポーツパークグラウンドゴルフ場、高梁認定こども園などの用地取得事業を行ってきました。
平成17年7月に公社が設立されて以降、本市の公共事業や福祉事業増進のために貢献してきましたが、近年の公共事業の減少や地価そのものの下落により、土地の先行取得という公社本来の業務は減少傾向にあり、今後、公社を活用する大規模な事業も予定されていないことから、公社の存在意義が極めて薄れてきました。また、高梁市行財政改革プランにおいても、公社の清算を掲げているところです。
こうした状況の中、令和4年5月6日開催の高梁市土地開発公社理事会において、理事全員による解散の同意議決がなされ、令和4年6月の高梁市議会の議決を経たのちに、令和4年7月6日に岡山県知事の解散認可を受けて公社は解散し、清算手続きを開始しました。
公社の残余財産は、10,262,756円で、うち10,000,000円は高梁市からの出資金になります。
この残余財産については、法第22条第2項及び公社定款第26条第2項の規定により、高梁市へ帰属します。
高梁市土地開発公社_清算報告書・清算書 [PDFファイル/328KB]
令和4年5月10日 |
令和4年度 第1回高梁市土地開発公社理事会 解散同意 |
6月28日 |
高梁市議会令和4年第4回定例会 公社解散の原案可決 |
6月28日 |
岡山県知事に解散認可を申請 |
7月6日 |
申請認可 高梁市土地開発公社解散 |
7月15日 |
解散登記及び清算人就任登記 |
8月1日 |
債権申し出の公告(第1回) |
8月2日 |
債権申し出の公告(第2回) |
8月3日 |
債権申し出の公告(第3回) |
10月19日 |
清算監査 |
10月24日 |
清算人会(清算結了を報告・承認) |
10月25日 |
清算結了(残余財産を高梁市へ引継ぎ) |
10月28日 |
清算結了の登記 |
11月2日 |
岡山県知事へ清算結了の届出 |