人口減少に伴う市税収入の伸び悩みや、高齢化に伴う扶助費等の増大等により、厳しい財政運営を強いられている中、近い将来、老朽化した公共施設に対する多額の改修・更新費用が必要となることが見込まれます。また、とりわけ近年は、既存の公共施設の維持管理費用が増大しており、その抑制が課題となっています。
こうした状況を受け、本市は、公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点をもって、更新・統廃合・長寿命化等を計画的に行うことを目的とした高梁市公共施設等総合管理計画を平成29年3月に策定し、財政シミュレーションの結果を踏まえ、「公共施設の延床面積を今後40年間で、約40%削減する」という目標を掲げました。
この目標の達成に向けて、公共施設マネジメントを一層推進していく必要があることから、この度、個々の施設の今後の方向性を示す高梁市公共施設再配置方針を策定しました。
ダウンロードはこちらから → 高梁市公共施設再配置方針 [PDFファイル/1.86MB]
この再配置方針は、対象となる施設の老朽化度合いや稼働状況を評価した上で、再配置に係る今後の方向性についての考え方を示すものであり、「将来の高梁市にとって本当に必要な施設は何か?」を市民の皆様とともに考えていくための基礎的な資料となります。
公共施設の再配置は、地域住民の皆様、利用者、関係団体等の多様な主体のご理解とご協力が不可欠であり、積極的に説明・対話を行いながら取組んでいきます。