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ハチ刺傷

ページID:0002940 印刷用ページを表示する 掲載日:2013年4月1日更新

 ハチ刺傷

<症  状>ハチ刺傷

  局所症状としては激痛、熱感、発赤、腫れなどがみられますが、多くは24時間で次第に治まってきます。

    アナフィラキシーショックになると全身に症状がおよび、30分以内に吐き気、嘔吐、胸の締め付け感、声がかすれる、呼吸困難、血圧の低下、意識障害、全身の発赤など、いろいろな症状があらわれます。

〈アナフィラキシーショック〉

    アナフィラキシーショックとはアレルギー体質の人にみられる症状ですが、アナフィラキシーショックを勉強する前に少しアレルギーについて勉強してみましょう。

アレルギーとは・・・

  自分にとって異なった物質(抗原)が外から体内に侵入したとき、体はその侵入者に打ち勝つための物質(抗体)を作ります。 この物質は本来、自分の体を守るために作られるのですが、再び同じ異物が侵入してきた時、自分を守るはずの物質が自分の体に過剰に働いてしまい、障害が出てしまうことをいいます。(過剰になってしまう仕組みは少し複雑なので、勉強したい人は消防署へ・・・)

ハチアレルギーとは・・・ 

 スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなどに刺され引きおこされるアレルギーで、刺された局所に腫れ、発赤、痛みがおこります。
 腫れが広い範囲で数日間も続くような強い局所反応がみられた人は、次に刺された時に全身反応がおこる可能性がありますので、ハチには刺されないように注意しましょう。 じん麻疹があらわれると同時に呼吸困難、嘔吐、腹痛などの症状があらわれた時には、アナフィラキシーショックの前徴と考え、特に注意が必要です。

では、アナフィラキシーショックの症状とは・・・ 

  かゆみを伴ったじん麻疹から始まることが多く、顔色が蒼白になり吐き気、嘔吐、腹痛などがおき、脈が速くなったり、急激に血圧が下がるために倒れてしまう人もいます。
  そして短時間のうちに動悸、呼吸困難、不整脈、意識消失などをおこして、死亡してしまうことも少なくありません。

アナフィラキシーショックの人への応急手当は・・・

  一刻も速く病院へ運びましょう。また意識が無くなれば気道確保、呼吸が無くなれば人工呼吸、脈が感じられなければ心臓マッサージの救命手当を行います。

<応急手当

・ 刺された直後には毒を絞り出し、水や氷で冷やして腫れを少なくしたり、流水で毒を洗い流します。・ 昔のことわざに「ハチに刺されたらオシッコをかければ治る」というのがありましたが、今ではそれは迷信だということがわかってきました。
 【ハチの毒はタンパク質なのでオシッコ(アンモニア)では分解できないから。】

・ また、ミツバチの針の先端は釣り針のように「かえし」があり、一度刺すと抜けにくく、ハチは針と毒嚢(毒が入った袋)を残したまま飛び去ります。
 このような場合には、さらに毒が注入されるのを防ぐために注意して針を抜きます。

 アナフィラキシーショックがみられたときは、意識、呼吸、脈拍の状態に十分注意しながら一刻も早く医療機関へ搬送するか119番してください。
 もし、呼吸や脈が感じられなくなったらすぐに人工呼吸や心臓マッサージを行ってください。

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