前から、本人の目を見て、ゆっくり話しかけましょう。後から急に声をかけられたり、肩をたたかれたりすることが苦手な人がいます。
話しかけたら、本人がリラックスするのを待ち、様子を見て、その人の状況に応じた対応をしましょう。
介助者(保護者・ヘルパー)と居る場合も、介助者に話しかけるのではなく、本人に向かって話しかけ、本人の意思を確認しましょう。
一度にたくさんの事を話すと、混乱してしまう人が多くいます。ポイントを絞って、ひとつずつ話しましょう。
「あれ」「これ」などの表現は避け、具体的に分かりやすい言葉で話しましょう。
文字を理解する人の場合は、メモなどにして説明しましょう。
本人が理解しにくいようであれば、文字や絵を使って繰り返し伝えましょう。
知的障害者の中には、幼児扱いをされたまま大きくなった人もいますが、大人としての対応をしましょう。
本人の思いを聞く時は、あせらず時間に余裕を持って聞きましょう。どうしても言葉が出ず、困っている場合は、「はい」「いいえ」で答えられるように具体的な選択肢を挙げて質問しましょう。