高梁市内の医療機関で働く先輩4名に、ほんとのところのお話を聞きました。
高梁かんごねっとは、高梁医師会に事務局をおき、市内医療機関看護師長や行政と連携し活動を行っています。
主な活動内容として、下記の取り組みを行っています。
看護師長や主任を対象とする管理者研修、リーダー育成研修などの人材育成研修やフィジカルアセスメントや緩和ケア、皮膚・排泄ケアなどの看護職としてのスキルアップ研修などを企画・開催し、市内医療機関で働く看護師のレベルアップに向けた育成体制を構築し、市内看護職の継続的な学びと成長を後押しています。
市内にある訪問看護ステーションの情報交換会を定期的に開催し、それぞれの事業所での対応について情報交換・事例共有の機会を持っています。また、市内の様々な事業所が集まるイベントで訪問看護に関するポスター展示等を行い、他職種の方への訪問看護の理解促進に取り組んでいます。
行政や市内医療機関の看護部長と連携し、県内の看護学校や県内高等学校を訪問して、奨学金制度の広報をはじめ市内医療機関や教育機関についてPR活動を行っています。
医療と介護の連携強化に向けて、高梁の医療・介護施設の協力のもと「高梁かんごねっと新聞」を発行し、医療機関や施設などの現場から情報発信をしていただき、それぞれの特徴を共有し、相互理解を進める取り組みを行っています。
高梁かんごねっと新聞(第1号) [PDFファイル/558KB]
高梁かんごねっと新聞(第2号) [PDFファイル/412KB]
高梁かんごねっと新聞(第3号) [PDFファイル/404KB]
高梁かんごねっと新聞(第4号) [PDFファイル/413KB]
高梁かんごねっと新聞(第5号) [PDFファイル/424KB]
高梁かんごねっと新聞(第6号) [PDFファイル/410KB]
高梁かんごねっと新聞(第7号) [PDFファイル/548KB]
市では、卒業後の市内定住を促進し、市内企業等(自宅から通勤可能な企業等)への就職及び地域活動等を担う人材の確保を図ることを目的として、大学等の学生が在学中に借り入れた日本学生支援機構の奨学金の返還額の一部を助成する制度「高梁市若者定着奨学金返還支援助成金」を実施しています。また、市内医療機関で勤務する看護師等が大学等の学生が在学中に借り入れた奨学金の返還額の一部を助成する市内医療機関に対してその一部を助成する制度も実施しています。
新型コロナにより医療機関での看護実習が困難であったため、市内医療機関では採用後の早期離職や就職後に不安を抱えている若手の看護職が多くいました。
高梁かんごねっとでは、離職防止、職場定着を促進し、新人が職場で看護実践力を発揮できるようになることを目指して、少しでも不安を解消できるよう市内看護師養成機関である吉備国際大学と連携してサポート体制を行っています。
市内医療機関(4病院)に勤務する新人看護師(1~3年目)を対象として、新人が感じやすいストレスやリアリティショックへの対処方法、意見が対立した時のアプローチの方法などを学び、他の医療機関で働く新人看護師仲間と意見の交換や悩みを共有しあうことで、1年目での自分の働き方や感じたことを内省し、自分の目指す看護観を再確認しあう機会を定期的に持っています。
市内医療機関(4病院)でプリセプターを担う中堅看護師を対象として、プリセプターの果たす役割や新人看護師教育にあたる際のポイント、日常の様々な場面を想定してどのように指導していくのがよいかなどを学び、他の医療機関で働くプリセプターの経験を聞くことで理解を深めあい、自己を見つめなおす機会を持つ場となるように研修を行っています。