今回は、令和6年1月29日に行われた院内看護研究発表会について報告します。
成羽病院看護部では、毎年各部署が看護研究を行い院内発表しています。
今年度も院内規定による倫理委員会で承認された、3例の看護研究が発表されました。
研究発表3例を紹介します。
1題)「口腔ケアアセスメントシート(Ohat-J)を活用した口腔ケアの取り組み」
2題)「中山間地域の在宅生活を支える継続看護システムの展望」
~私たちの看護をプランディングする~
3題)「メモリーブック使用前後における認知症高齢者の在宅介護の感情の比較」
看護研究を行う目的は、得られた成果により看護を改善し、よりよい看護を実践するためです。今年度の看護研究も各部署の特性が表現され、成羽病院らしい、そして今後も継続される内容でした。また、論文の記載方法を学ぶこともスキルアップに繋がります。
学びを深める目的に、県内の大学等より講師を招き看護研究において講評も頂いており、今年度は、吉備国際大学看護学科長に講師を依頼しました。
コロナ禍に入り、集合研修を控えてきましたが、2022年度からのZoom開催により、自宅での視聴が可能になり参加者が増え、研修内容を共有することができました。勤務と家庭を両立させ看護研究を行い発表できたことは、発表者にとって大きな励みとなり、病院にとっても嬉しいことでした。
2023年度は、「全国国保地域医療学会」「日本創傷・オストミー・失禁管理学会」において計3例の看護研究を発表することができました。今後も、看護研究で得られた成果を活かした看護を提供していきたいと思います。