8月24日 日曜日 9時00分~17時00分
高梁地域 Iclsコースが成羽病院で開催されました。
Iclsとは、ImmediaTely Cardiac Life Support の略で、日本救急医学会の指導で作成された成人の心停止に対する初期対応を学ぶコースです。
成羽病院から看護師6名が研修に参加しました。
本コースの学習目標
・蘇生の現場で、初めの10分ですべきことを体得する。
・蘇生の現場でのリーダーの必要性を理解する。
・心肺蘇生法の普及に必要な知識と技術を体得する。
4ブースに分かれ、指導者からトレーニングを受けました。
〇コース受講者の感想
・蘇生医療におけるコミュニケーションの重要性を改めて感じさせられた。緊急時以外の場面においても、常日頃からの円滑なコミュニケーションが必要不可欠と再認識するきっかけになった。
・(心電図)異常波形が示す疾患や状況にどのように対処すべきか学ぶことで、現場で迅速かつ的確な対応を行うための力を養うことができた。
・原因検索や原因へのアプローチと治療は医師が行うことで看護師は指示に従うだけと考えていたが、今後は原因についても医師と協力し、蘇生に参加したい。中山間地域でも質の高いチームでの蘇生が可能になればと感じた。
・予習して参加したが会場では緊張と不安で質問に答えることができなかったが、研修機会があれば参加し、周りにも伝えていきたい。
・苦手意識の克服と少しでも自信をもって行動できるようになりたい思いで参加した。実際の現場では焦る気持ちが先行すると思うが、疾患を理解し予測して判断ができるようになりたい。
・人形を使い挿管を体験した。実際は医師が行う行為だが、スムーズな挿管ができるよう介助することが大切と感じた。
おわりに
これから研修を受講した6名の看護師を中心に、院内での研修を開催していきます。
中山間地域では、看護師不足が問題となっていますが、一人ひとりのスキルを上げていき、チームワークを大切にして、どのような状況にも対応できるチームを目指していきます。
看護部長 高下 公美子