ごみ焼却処理施設は、組合市町のごみステーションから収集された可燃ごみ、家庭や事業所から直接持ち込まれた可燃ごみを処理する施設です。
現在のごみ焼却処理施設は、ストーカ方式を採用した焼却施設で、日量56トンの処理能力と、環境に配慮した設備を備えており、運転管理についても、コンピュータによる中央監視システム、自動運転による省力化など、経済的かつ合理的な施設となっています。
施設名称 | 高梁地域事務組合クリーンセンター ごみ焼却処理施設 | |||
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所在地 | 高梁市段町748番地 | |||
着工 | 平成8年6月 | |||
竣工 | 平成11年2月 | |||
総事業費 |
2,479,965千円(管理棟・車庫棟含む) |
財源内訳 | 国庫補助金 349,050千円 | |
地方債 1,962,900千円 | ||||
一般財源 168,015千円 | ||||
建築規模 | 敷地面積 | 7,357平方メートル | ||
建築面積 | 1,235平方メートル | |||
延床面積 | 1,953平方メートル | |||
処理能力 | 56t/日(28t/16h×2炉) | |||
処理方式 | 准連続燃焼式 | |||
設備方式 | 受入供給設備 | ピット&クレーン方式 | ||
燃焼設備 | ストーカ炉 | |||
燃焼ガス冷却設備 | 水噴射方式 | |||
排ガス処理設備 | 乾式有害ガス除去設備+バグフィルタ方式 | |||
給水設備 | 井水+上水給水方式 | |||
排水処理設備 | クローズドシステム(場内循環) | |||
余熱利用設備 | 場内の給湯、暖房及び白煙防止用に利用 | |||
通風設備 | 平衡通風方式 | |||
灰出設備 | 灰バンカ方式(ダストはキレート+セメント固化処理) | |||
運営管理 | 委託(民間業者:16名) | |||
災害復旧工事費 | 610,546千円【平成30年7月豪雨災害復旧工事(平成30年7月~12月)】 |
■ごみの流れ
家庭から集められたごみは、計量した後、ごみピットに投入します。ピット内のごみはクレーンでごみホッパに投入し、焼却炉に送ります。ごみは焼却炉で燃焼し、灰となります。
■燃焼ガスの流れ
ごみが燃焼することで発生した排ガスを、ガス冷却室で冷却します。排ガス中の有害成分は消石灰で除去し、ダストはバグフィルタで捕集します。また、活性炭を噴霧して、ダイオキシン類を除去します。
■空気の流れ
ごみピット内の臭気を含んだ空気は、ごみの燃焼用空気として送風機で吸い込み、炉内に吹き込みます。
■灰の流れ
焼却炉から排出された焼却灰は、灰コンベヤで搬送し、灰バンカに一時貯留した後、灰搬出車により場外に運びます。また、バグフィルタで捕集したダストは、安定化処理を行った後、場外に搬出します。
区分 \ 年度 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 |
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年間処理量 | 11,970 | 11,604 | 11,451 | 10,944 | 10,491 |
[内 高梁市] | 9,373 | 9,098 | 8,916 | 8,425 | 8,000 |
[内 吉備中央町] | 2,597 | 2,506 | 2,535 | 2,519 | 2,491 |
日処理量 | 45.9 | 47.7 | 44.9 | 42.7 | 43.3 |
処理経費(t当り) | 19,133 | 17,353 | 16,824 | 18,872 | 19,915 |