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全国には、天守が残っているお城が12城(現存天守12城)あり、備中松山城はその一つに数えられています。また、お城は、その立地から「山城」「平山城」「平城」と分類され、備中松山城は「山城」に分類されます。
現存天守12城の中で「山城」の形態をとるのは、備中松山城だけであることから、備中松山城は、「天守の残る唯一の山城」ということができます。
備中松山城は、市街地の北端にそびえる標高約480mの臥牛山に築かれています。臥牛山は「おしろやま」の愛称で親しまれている山で、北から「大松山(おおまつやま)」「天神の丸(てんじんのまる)」「小松山(こまつやま)」「前山(まえやま)」の4つの峰の総称です。
これら四つの峰を中心に、臥牛山全域に築かれたお城が「備中松山城」です。
臥牛山全域にわたる備中松山城では、曲輪(くるわ)や堀切(ほりきり)が残る「中世城郭」と、建物や石垣・土塀が残る「近世城郭」の両方を見学することができます。
備中松山城は、鎌倉時代から戦国時代には「戦のための城郭」として、江戸時代には「備中松山のシンボル」として、備中の拠点としての役割を果たしてきました。
現在、一般的に備中松山城として認識されているのは、標高430mの小松山にある近世城郭部分であり、ここは中世城郭であったお城を、近世城郭に改築したものです。ここには、天守をはじめ、二重櫓や土塀の一部が現存しています。