当館館長の山田敦は、山田方谷から数えて5代目の玄孫にあたり、山田家には方谷以来の歴史的な史料が数多く伝来しています。
当館では、施設の設備的な制約から実物史料の展示を常時行うことができず、レプリカを中心とした展示を行っています。しかし、どうにか実物史料をご覧いただく機会が作れないかとの思いから、期間を限定して、山田家に伝来した史料をシリーズ的に展示することとしております。
今回は、山田方谷の218回目の生誕日と山田方谷記念館開館3周年にあわせて、「其の三」として、幕末の長州藩士の久坂玄瑞と木戸孝允が方谷に宛てた書状2通を展示いたします。
長州藩は、江戸幕府による統治がゆらぎ変動した時代において、大きな役割を果たした藩の1つですが、この2通の書状は、方谷と長州藩士の2人との関わりや長州藩の動きを詳しく知ることのできる史料です。ぜひご来館いただきご覧ください。
■期 間 令和4年2月18日(金曜日)~5月9日(月曜日) 9時00分~17時00分
(方谷の生誕日:2月21日 開館3周年:2月24日)
■展示物 山田方谷宛久坂玄瑞書状 文久元年(1861)5月1日付
山田方谷宛木戸孝允書状 文久3年(1863)1月19日付
■入館料 大人500円、小中学生250円(高梁市在住の小中学生、65歳以上は無料)
■場 所 山田方谷記念館(高梁市向町21) 電話:0866-22-1479
山田方谷宛久坂玄瑞書状 (吉田松陰の改葬について協力依頼)
山田方谷宛木戸孝允書状( 対馬藩士大島友之允・樋口謙之亮を紹介)